第30回世界コンピュータ将棋選手権 参加者募集のお知らせ
最強を競う将棋プログラム同士による「第30回世界コンピュータ将棋選手権」を下記のように開催いたします。主催のCSAは非営利団体であり、この大会はコンピュータ将棋の進歩を目的としたものです。 参加者を募集しますので、ふるってご応募下さい。
1. 日程
2020年5月3日(日)〜5日(火)
5月3日(日) 一次予選 変則スイス式8回戦
5月4日(月) 二次予選 変則スイス式9回戦 28チーム(18チームシード)
5月5日(火) 決勝リーグ 8チーム 7回戦
2. 場所
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20 川崎市産業振興会館
3. 主催
コンピュータ将棋協会 (CSA)
4. 共催
早稲田大学 ゲームの科学研究所
5. 特別協力
公益社団法人 日本将棋連盟
6. 協賛
未定
7. 協力
本八幡朝陽法律事務所
きのあ株式会社
8. 寄付
山下剛様
カツ丼将棋 松本浩志様
9. 後援
総務省
文部科学省
川崎市
一般社団法人 情報処理学会
一般社団法人 情報サービス産業協会
早稲田大学
電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション
10. 表彰
表彰
文部科学大臣賞 : 優勝者に賞状及び楯を授与
3位まで : 盾
8位まで : 賞状
フルスクラッチ申告者の上位5チーム : 賞状
独創賞・新人賞(予定)
※「フルスクラッチ申告者」の定義:
思考部に大きな影響を与える、他者の作成したプログラム・データ等」を利用していないとして自己申告があり、アピール文書等から、おおむねそれが正しいと考えられるチームを指します。 目安として、前回の選手権の「ライブラリ不使用者」に相当します。
11. 参加費
1万円
12. 参加申込期限
2020年1月31日(金)
13. 参加申込手順等
- 以下の申込用Webサイトにて所定の事項を入力の上申し込んでください。
- 申込の際は、プログラム開発者全員に選手権参加についての承認を得てください。
- 申込後に送付されるメールに指定された期日までに、参加費を送金してください。参加費の受領を以て、受付とします。
- 参加費は、参加辞退、参加取り消しがあっても、返金しません。
- 不正防止のため、参加者は、選手権の対戦で用いた全てのバージョンの参加プログラムの実行ファイル、データなど、選手権の状況を再現できるもの、およびその実行ファイルを生成するための思考部のソースコード全てを、決勝終了の翌日から1年間保存しなければならないことにご留意ください。(大会ルール第30条第1項)
14. 届出事項
- すべての参加者は、2020年3月31日までに、申込用Webサイトにて以下の事項を届け出てください。
- 使用予定プロセッサ、メモリ等。
- 選手権ルール第6条第5項を満たすことをアピールする文書。特に、思考部に大きな影響を与える、他者の作成したプログラム・データを使用している場合、その選定理由と改良点について、できるだけわかりやすく記述してください。
- 決勝進出者は、2020年5月19日までに、A4で2ページの、文章で下の内容を記述したアピール文書を提出してください。CSAの会誌にも掲載します。期日までに提出いただけない場合、入賞取消となります。
15. 申請事項
- 以下に該当する参加者は、2020年3月31日までに、申し込み用Webサイトの「その他連絡事項」欄から申請し、運営委員会の許可を得てください。
- 参加プログラムとして選手権の会場に持ち込む機械が以下のいずれかに該当する場合。
- 一 複数台のPCである場合。
- 二 使用電力が1000Wを超える場合。
- 三 総発生音が70dBを超える場合。
- リモート参加を希望する場合。
- 指し手を生成する機器が特殊で、LAN対戦等のための代理マシンの使用を希望する場合。
※参加申込者には、2020年2月下旬に、届出事項・申請事項についての詳細な案内をお送りします。
16. ライブラリの使用について
- 従来のCSA使用可能ライブラリ制度は2019年9月をもって廃止いたしました。
今回の選手権では、これまでのCSA使用可能ライブラリとして登録されていたものの一部は、移行措置として、選手権での使用について作者による明示的な許可があるものとして、第32回選手権まで使用できます。
詳細はCSAのWebサイトの「ライブラリ制度の廃止及びそれに伴う移行措置について」をご覧ください。
17. 問い合わせ先
wcsc_apply@googlegroups.com (担当:香山 健太郎)まで (ここでは申込は受け付けません)
18. 昨年からの主な変更点
- 大会ルールの主な変更点
- これまでのCSA利用可能ライブラリ制度は廃止され、他者の作成したプログラム・データ等(以下、「他者作成プログラム」という。)を、選手権での利用が当該他者により明示的又は黙示的に許可されている場合に限り、利用することができるようになりました。当該他者作成プログラムの公開の有無は問いません。(第7条第1項)
ライブラリ制度廃止に伴う移行措置については、「15. ライブラリの使用について」をご覧ください。 選手権利用の明示的/黙示的な許可についてのサンプルは、CSAのWebサイトの『「世界コンピュータ将棋選手権 大会ルール 新原則」に基づく他者の作成したプログラム・データ等の扱いについて』をご覧ください。
- 二次シードを原則として18チーム、一次予選通過を原則として10チームとしました。(第18条、第19条)
- 運用に関する主な変更点
- 今回の選手権では、上位入賞者への賞金は予定しておりません。