大会ルールの新原則の決定及びライブラリ制度廃止のお知らせ
2019年9月15日
これまでの世界コンピュータ将棋選手権のルール、特にCSA使用可能ライブラリ関係のルールにつきましては、開発を取り巻く環境の変化もあり、たくさんのご意見をいただいてまいりました。そこで、今春より議論を重ね、CSA理事会は、2019年9月14日をもって下記の新原則を決定し、これまでのライブラリ制度を廃止することといたしました。新原則に基づく大会ルールは、11月決定、12月施行を予定しております。また、「世界コンピュータ将棋選手権 ライブラリ規程」「世界コンピュータ将棋選手権 ライブラリ登録案内」は同日付で廃止いたします。2020年開催予定の第30回選手権以降における既登録ライブラリの扱い等、移行措置については近日中に発表いたします。
「世界コンピュータ将棋選手権 大会ルール 新原則」
- 参加プログラムは、指し手に影響を与える部分(定跡データ、学習ルーチン、教師データを含む)に、主要な開発者自ら明示的な工夫を加えたものに限る。
- 他者の作成したプログラム・データ等の利用は、当該他者による明示的又は黙示的な許可があった場合に許容する。プログラム・データ等の公開の有無は問わない。
- 他者の作成したプログラム・データ等のうち学習ルーチン及び教師データ、並びに他者の作成したプログラムから生成した教師データは、前項に関わらず自由に利用して良い。
- 他者の作成したプログラム・データ等を利用している場合は、利用したことをアピール文書に明記すること。
- 主要な開発者は、氏名を明らかにする(匿名は不可)。
- 主要な開発者は、他の参加プログラムと重複があってはならない。
- 主要な開発者全員からは参加の了解を得ていること。
- 主要な開発者かどうかの判断は、参加代表者に一任する。
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