第28回世界コンピュータ将棋選手権 参加者募集のお知らせ
最強を競う将棋プログラム同士による「第28回世界コンピュータ将棋選手権」を下記のように開催いたします。主催のCSAは非営利団体であり、この大会はコンピュータ将棋の進歩を目的としたものです。 参加者を募集しますので、ふるってご応募下さい。
1. 日程
2018年5月3日(木)〜5日(土)
5月3日(木) 一次予選 変則スイス式8回戦
5月4日(金) 二次予選 変則スイス式9回戦 24チーム(16チームシード)
5月5日(土) 決勝リーグ 8チーム 7回戦
2. 場所
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20 川崎市産業振興会館
3. 主催
コンピュータ将棋協会 (CSA)
4. 共催
早稲田大学 ゲームの科学研究所
5. 特別協力
公益社団法人 日本将棋連盟
6. 協賛
野田久順様
株式会社 ドワンゴ(予定)
7. 協力
西村文登様
松本博文様
大関正敏様
きのあ株式会社(予定)
8. 後援
総務省
文部科学省
経済産業省
川崎市
一般社団法人 情報処理学会
一般社団法人 情報サービス産業協会
早稲田大学
木更津工業高等専門学校
電気通信大学 エンターテイメントと認知科学研究ステーション
9. 賞品
3位まで : 盾
8位まで : 賞状
10. 参加費
1万円
11. 参加申込期限
2018年1月31日(水)
12. 参加申込手順等
- 以下の申込用Webサイトにて所定の事項を入力の上申し込んでください。
- 申込の際は、プログラム開発者全員に選手権参加についての承認を得てください。
- 申込後に送付されるメールに指定された期日までに、参加費を送金してください。参加費の受領を以て、受付とします。
- 参加費は、参加辞退、参加取り消しがあっても、返金しません。
13. 届出事項
- すべての参加者は、2018年3月31日までに、申込用Webサイトにて以下の事項を届け出てください。
- 使用予定プロセッサ、メモリ、前回参加順位、使用するライブラリ等。
- 選手権ルール第6条第5項を満たすことをアピールする文書。特に、ライブラリを改良して使用している場合、その改良点について、できるだけわかりやすく記述してください。
14. 申請事項
- 以下に該当する参加者は、2018年3月31日までに、申し込み用Webサイトの「その他連絡事項」欄から申請し、運営委員会の許可を得てください。
- 参加プログラムとして選手権の会場に持ち込む機械が以下のいずれかに該当する場合。
- 一 複数台のPCである場合。
- 二 使用電力が1000Wを超える場合。
- 三 総発生音が70dBを超える場合。
- リモート参加を希望する場合。
- 指し手を生成する機器が特殊で、LAN対戦等のための代理マシンの使用を希望する場合。
※参加申込者には、2018年2月下旬に、届出事項・申請事項についての詳細な案内をお送りします。
15. ライブラリの使用について
- 今回の選手権において、以下のライブラリを使用可能とします。
- 「新ライブラリ規程」のもと、2018年1月15日時点で登録されているライブラリ。
16. 問い合わせ先
wcsc_apply@computer-shogi.org (担当:香山 健太郎)まで (ここでは申込は受け付けません)
17. 昨年からの主な変更点
- 大会ルールの主な変更点
- 一次予選の対局数を7局から8局に増やしました。(第19条第一項)
- これまで、どのプログラムの後継となるか、あるいはならないか(シード権に影響します)は参加者が選択できるようになっていましたが、参加者の申告を参考にしつつ運営委員会が決定することとしました。(第14条)
- また、これまでシード権の放棄を認める運用としていましたが、それを認めないこととしました。
- これまで、定跡データは「開発部」(第1条で定義)に含まないこととしていましたが、それを「一般に流布している定跡データ」に限定し、非公開で改良した定跡データは開発部に独自の工夫を加えたものとみなすこととしました。
- これまで、評価関数を学習するための局面とその評価値のセットは「思考部」の一部である「学習部」とみなしていましたが(第1条で定義)、一般に流布しているものは思考部から除くこととし、floodgate等の評価値や読み筋を学習データとして使えるようにしました。ただし、CSA利用可能ライブラリに含まれている局面とその評価値のセットを使う場合は、そのライブラリを使っていると宣言することを推奨します。
- 運用に関する主な変更点
- アピール文書について、A4サイズ(印刷して読める程度の文字の大きさ)で25ページを上限とします。
- 一般に流布している定跡データを組み込んだ場合や、評価関数の学習に一般に流布している局面と評価値のセット、読み筋等を使った場合は、アピール文書に記載することを推奨することとします。
- ライブラリ使用者のアピール文書について、ライブラリの選定理由の記載を求めることとします。
- その他の変更点
- 今回は会場1Fホールでの現地解説会は行いません。9Fの部屋(対局会場とは異なります)での別の企画を検討中です。