第27回世界コンピュータ将棋選手権 参加者募集のお知らせ
最強を競う将棋プログラム同士による「第27回世界コンピュータ将棋選手権」を下記のように開催いたします。主催のCSAは非営利団体であり、この大会はコンピュータ将棋の進歩を目的としたものです。 参加者を募集しますので、ふるってご応募下さい。
1. 日程
2017年5月3日(水)〜5日(金)
5月3日(水) 一次予選 変則スイス式7回戦
5月4日(木) 二次予選 変則スイス式9回戦 24チーム(16チームシード)
5月5日(金) 決勝リーグ 8チーム 7回戦
2. 場所
〒212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町66-20 川崎市産業振興会館
3. 主催
コンピュータ将棋協会 (CSA)
4. 共催
早稲田大学 ゲームの科学研究所
5. 特別協力
公益社団法人 日本将棋連盟
6. 協賛
未定
7. 協力
未定
8. 後援
未定
9. 賞品
未定
10. 参加費
1万円
11. 参加申込期限
2017年1月31日(火)
12. 参加申込手順等
- 以下の申込用Webサイトにて所定の事項を入力の上申し込んでください。
- 申込の際は、プログラム開発者全員に選手権参加についての承認を得てください。
- 申込後に送付されるメールに指定された期日までに、参加費を送金してください。参加費の受領を以て、受付とします。
- 参加費は、参加辞退、参加取り消しがあっても、返金しません。
13. 届出事項
- すべての参加者は、2017年3月31日までに、申込用Webサイトにて以下の事項を届け出てください。
- 使用予定プロセッサ、メモリ、前回参加順位、使用するライブラリ等。
- 選手権ルール第6条第5項を満たすことをアピールする文書。特に、ライブラリを改良して使用している場合、その改良点について、できるだけわかりやすく記述してください。
14. 申請事項
- 以下に該当する参加者は、2017年3月31日までに、申し込み用Webサイトの「その他連絡事項」欄から申請し、運営委員会の許可を得てください。
- 参加プログラムとして選手権の会場に持ち込む機械が以下のいずれかに該当する場合。
- 一 複数台のPCである場合。
- 二 使用電力が1000Wを超える場合。
- 三 総発生音が70dBを超える場合。
- リモート参加を希望する場合。
- 指し手を生成する機器が特殊で、LAN対戦等のための代理マシンの使用を希望する場合。
※参加申込者には、2017年2月下旬に、届出事項・申請事項についての詳細な案内をお送りします。
15. ライブラリの使用について
- 今回の選手権において、以下のライブラリを使用可能とします。
- 「新ライブラリ規程」のもと、2017年1月15日時点で登録されているライブラリ。
16. 問い合わせ先
wcsc_apply@computer-shogi.org (担当:香山 健太郎)まで (ここでは申込は受け付けません)
17. 昨年からの主な変更点
- 大会ルールの主な変更点
- これまで、参加にあたっては、「開発部」(第1条で定義)のコードを作成したすべての人の承認を得た上で、その氏名を届け出る必要がありましたが、それについて、「主要な開発者」のみで良いこととしました。(第10条第二項、第10条第三項)
- これまで、すべての「開発者」は複数の参加プログラムに関わることはできませんでしたが、その制限を「主要な開発者」のみとしました。(第6条第四項)
- 「主要な開発者」の定義は「開発者のうち、参加者が参加プログラムの開発部の作成において主要な貢献をしたとみなした一名以上の人。ただし、10%以上貢献した人(例えば、アルゴリズム的に、又は、ソースコードの分量的に、等において)は主要な貢献をしたとみなすものとする。」としています。(第1条第十五号)
- 「学習部」について、「思考部」に含めることとしました。(第1条第八号)
- 「学習部」の定義は「参加プログラムにおける、局面等の評価関数のためのデータ、それを学習するためのルーティン及び局面とその評価値のセット。ただし、棋譜そのものは含まない。」としています。(第1条第七号)
- 「開発部」に含めない「一般に流布している汎用ルーティン」について、「チェス等、将棋以外のプログラムを含む」ことを明記しました。(第1条第十一号)
- 使用可能ライブラリを使用する場合の届出において、バージョンも届け出ていただくようにしました。(第10条第五項)
- 256手目で詰ませたとき等は、詰ませた方の勝ちであることを明記しました。(第27条第三項)
- 新ライブラリ規程の主な変更点
- これまで、CSAに申請し、CSAのウェブサイトで公開されているバージョンのみを「使用可能ライブラリ」としていましたが、作成者が公開するサイトを指定でき、また、そのサイトで公開されたすべてのバージョンが自動的に「使用可能ライブラリ」とみなされることとしました。
- これまで、「使用可能ライブラリ」の登録にあたっては、「コードの開発に携わったすべての人」の氏名の記載が必要でしたが、「コードの開発に主要な貢献をしたすべての人」を記載すれば良いこととしました。
- 運用に関する主な変更点
- 従来、その年の選手権に使用可能なライブラリの登録期限は1月31日としていましたが、それを1月15日に繰り上げます。
- ただし、その期限までに登録されていれば、選手権当日までのバージョンアップ版を使用可能とします。
- ライブラリ使用者のアピール文書について、より詳しい記載を求めることとします。