うさぴょん2’TURBO アピール文書 ======================================= 2017.3.16 うさぴょんの育ての親 2017.5.7 改訂 ●目標 ・AMD製CPU使用の中での連続1位ゲット 去年は1/2位だったかと思います。  (もしかすると今年はもっと沢山あるかも知れませんね!RYZEN素晴らしいCPUです!) ⇒RYZENを使ったチームは3チームでした。そして、うさぴょん2’TURBOは3/3位で  ビリでした…。 ●使用ライブラリ ・なのはmini  (状況によってはApery,やねうら王(評価関数の所に後述)) ⇒うさぴょん2’TURBOでは、結局、去年の電王トーナメント版の評価バイナリを使いました…。 ⇒また、途中からプログラムをやむなく「うさぴょん2’」へと切り替えたのですが、その際、  「真やねうら王」の評価バイナリを使ってしまっていたようです…  (確かに自宅での実験でR計測する際にそうしていました…反省しています…。) ●定跡 ・振り飛車を指す事が出来るように調整中。 ⇒そもそも、飛車を振るだけで、あんなに評価値が下がるのはおかしい、という感じが  していまして、プロ棋士の棋譜等から学習した場合に、振り飛車の採用率が低い為に  棋譜からの学習(ex.BonanzaMethod)では低い値が付いてしまうのではないだろうか、と推測。  (居飛車と同じ位の量の振り飛車の棋譜があれば、実はあんなに低くならないのでは?)  攻め棋風のソフトの場合、振り飛車側が受けないといけない所で攻めて行く手を選ぶ事も遠因?  定跡自体は準備していましたが、自己対戦では、後の展開が厳しいようでした。  しかも、結局、設定ミスで一回も振り飛車を指さずに大会を終えてしまいました…。 ・昨年多用した85飛戦法は封じる予定。(後の展開が指しこなせていないので) ⇒途中から使ってしまっていました…。  やはり後の展開が指しこなせていませんでした。 ●探索 ・2017.3.16現在の最新版StockFishに準拠(大会までにさらにフォローアップする予定) ⇒テスト不足で臨んでしまった為、うさぴょん2’TURBOはNDF戦でタイムアップしました。  まだバグが残っていたものと思います。それ以降、急遽、代打に「うさぴょん2’」を使いました。  また、代打のうさぴょん2’では、誤って「真やねうら王」の評価バイナリを使っていました。  (自前の評価バイナリとの比較実験の為に入れた評価バイナリをそのまま使ってしまっていました。) ・256手ルール向けに最適化。  (257手に及んだ場合、「引き分け」を返すことと、入玉周りの評価を加え、  256手までに「宣言勝ち」や劣勢からの引き分け等を狙えるように) ⇒この辺はうまく行っていたのではないかと思いますが、長手数にならなかったので、  効果があったかどうか不明です。 ●評価関数 ・Apery WCSC26と同じ形(KKP+手番付きKPP) ・「うさぴょん」と同じ駒の価値だけを与えた後、機械学習を行う。  floodgateの棋譜からBonanzaMethodでまず最初の評価バイナリを作成後、  RootStrapにて評価バイナリの強化を図る。  (2017/03/16現在、BonanzaMethod部が発散している感じでスムーズに進んでいない。) ⇒結局、4月9日にはBonanzaMethodでの学習を終えていました。そこ以降、RootStrapで強化していた  のですが…雷が落ちた際にマシンが瞬断しまして、2バージョン程吹っ飛んでしまいました。  さらに、途中経過で圧縮して保存していたモノ(=zipで固めたモノ)が「ファイルが壊れています」  となり、展開できなくなりました…。  そういった事情で、結局、下記のように… ・上記が間に合わない、もしくは非常に弱かった場合、  昨年の電王トーナメントで使った、  「AperyWCSC26の評価バイナリ」を「やねうら王」でRootStrapで強化したものを使用します。  (その場合、Apery+やねうら王をライブラリとして使用したことになります。) ⇒昨年の電王トーナメント版の評価バイナリを使いました。  一方、途中から「うさぴょん2’」に切り替えた後では、真やねうら王の評価バイナリを使用していました。 ●結論(というか感想) 諸々あって何一つうまく行かなかったという感じは否めないのですが、 来年の選手権には、ライブラリ不使用で臨みたいと思います。 今年の選手権で評価バイナリをオリジナル化、来年の選手権までにソースコードを0から作成、 というつもりだったのですが…評価バイナリをオリジナル化出来なかったのが地味に痛いです。 開発環境(PC面)を整え直す所から始めます。 今の開発環境(AMD FX)は開発は出来てもテストが出来ない(すぐに熱で落ちる)状態になって しまっています。なお、Ryzenの方は評価バイナリを作るために回しっぱなしにする予定です。