Chaplinアピール文書 評価関数 Chaplinの最大の特徴はその評価関数にある。 Chaplinの評価関数はディープラーニングの技術を用いて、多層ニューラルネットワークによる 評価値の算出が実装されている。 プロ棋士の棋譜をベースに、 (1)プロ棋士が指した手が最高の評価値となるようにニューラルネットワークを学習 (2)Chaplinの自己対局により、(1)のネットワークを強化 の2ステップで評価関数の精度を向上させている。 従来の将棋ソフトは、人間がある程度のパラメータ(駒の価値、3駒関係等)を事前に設定 することで評価関数を作成することが一般的であったが、Chaplinは局面情報の生データを 入力することのみで評価値を算出させる(人間が特徴量を事前に設定しない)という点で 新しいといえる。 意気込み 本大会初出場であるが、ディープラーニングの活用という新しい風をコンピュータ将棋の世界に 浸透させることができれば幸いである。