「名人コブラ」アピール文書 ======================= 概要 ---- 強豪ソフトのAperyをベースにしています。改造すると弱くなるのでいじりたくはないのですが、それでは出場資格が得られないそうです。 仕方がないので、なるべく弱くならないように祈りながら、いくらかの改造をしています。 探索部はよく分からないので手をつけておりません。 評価関数部もよく分からないのですが、出場資格を得るために泣く泣く改造しています。 定跡も余裕があったら改造したいです。 残念ながら(?)昨年の電王トーナメントに出場したバージョンとは全くの別物です。 今回はロマンを捨て、一次予選通過を目指します。 (電王トーナメントでも予選通過を目指していたわけですが...) 評価関数の工夫 -------------- 1. 次元下げ(絶対P) 元のAperyでも次元下げは行われているのですが、なぜか絶対Pが存在しませんでした。 コンピュータチェスの世界では(同義かと思われる)piece-squareは基本的な特徴量らしいですし、実装も簡単そうに見えたので採用しました。 2. 序中盤用評価関数と終盤用評価関数(実装予定) 序中盤用評価関数と終盤用の評価関数を別々に用意し、局面の進行度に応じて加重平均をとります。 局面の進行度は、敵陣と駒台にある駒の数を用いて算出します。 (2016年5月2日追記) 終盤用評価関数を実装しましたが思ったように棋力が上がらなかったため、不採用となりました。 学習用棋譜に過適応してしまったのかと思われます。 独自性が小さくなってしまい、申し訳ございません。 (2016年5月2日追記) 3. 高次元特徴量の削除 過適応を避けるために、絶対KPPやKKP等を削除しました。絶対Pの追加により、ある程度はカバーできるかと思うのですが… ソフト名の由来 ------------ 阿佐ヶ谷の小劇場で観た劇団鋼鉄村松の「二手目8七飛車成り戦法」から、登場人物の名前を拝借しています。 開発チーム構成 ------------- 3人とも将棋教室の仲間です - 高橋依里 (監督) - 川名亮 (定跡担当) - 松山洋章 (評価関数担当)