2013年度 選手権用 『N4』アピール文書 ・プログラム概要 このプログラムの特徴としては、評価関数を設計するにあたり、盤上の4駒の位置関係を パラメータとし、プロ棋士の棋譜より機械学習を行っているところです。 近年のパソコンは、メモリをより多く搭載することが可能となっており、 多くの局面の特徴を学習することが可能となってきました。 ただし、盤上の4駒の関係は、組み合わせが多くなるなるため、評価値を計算するのに 時間を必要とします。このため探索スピードは遅くなり、深くまで読むことが できなくなる欠点があります。 どの特徴を使うか等、計算コストと評価関数の正確性のバランスが課題となります。 今回のプログラムについては、探索スピードは落ちますが、あえて多くの特徴を取り込む ことにしました。クラスタシステムとまともに対峙するのは現状困難ですが、 人間の感覚を学習する可能性を追究できればと考えています。 ・プログラム情報 開発言語:C++ ビットボードによる指し手の生成をします。 評価関数を計算するにあたり、差分計算を使います。 評価リストの作成も差分を用います。