山田将棋について (2011 年) 全体像 前年同様、クラシカルな構造・アルゴリズムのままです。 前年からの変化点 ・棋譜集から抽出して生成した定跡の利用 ・探索延長処理の精査と軽量化 ・居飛車用落とし穴表の拡充 ・飛び利き方向ビットを、利き駒背番号ビットを納めた 64bit 変数の空き領域へ統合 ・手オーダリングのバグ修正 ・予測読みバグ修正(予定) 「利いている駒背番号ビットの OR 値 (64bit 変数の活用)」について 駒に 1 から 40 までの背番号を持たせてあり、 対応するビット位置に 1 を立てる形で、 盤上の位置毎に、どの駒の利きがあるかを格納しています。 これは 2006 年頃に導入し、その後徐々に活用の 範囲を広げています。探索中に局面を進める/戻すたびに 差分更新します。現在、手生成、オーダリングに活用しています。