----------------------------------------------------------------------- アピール文章 ----------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------- 2011/03/30 ----------------------------------------------------------------------- 今年のプログラムにおいて、下記のいくつかのテーマをすすめることにしました。 *意思決定システムをモデル化 現在において囲碁で機能しつつあるモンテカルロ手法と 現在において将棋で機能しつつある単純多数決には いくつかの共通点があり成功しつつあるものの、 重大な局面、危機的な局面において、いくつかの危なさがあります。 将棋にはこの状況ような状況が発生しやすく、 また、多数決をより効果的に発揮するためには統計的担保の取れるだけの プレイヤ数が必要になるため、通常の探索アルゴリズムを主軸となっていると考えています。 重大な局面で、複数のエンジンが効果的に協力する仕組みを検討することは 「人間の思考を研究する」「人間の思考を超える」のではなく、 社会システムにおける意思決定モデルの検討につながるもので このことは、私がコンピュータ将棋などに興味を持ち続けている理由と共鳴する方向に思えます。 *「複数のコンピュータ資源で、一人の人間と効率よく対局する仕組み」 いままのでコンピュータ将棋の流れですが、私のスキル不足、開発時間不足などで 効果的なものが実現できなかったからです。 いままでの遅れを今年こそ取り戻したいです。 *「少ないコンピュータ資源で、効率よく複数の人間する仕組み」 コンピュータの思考エンジンをサーバサイドで行うことで、 単に対局するだけでなく、新しいサービスを実現したいのですが 問題は、思考エンジンは大抵、処理負荷が重いため 同時対局数の問題から試したいことを実現することが困難なことがありました。 このことから少ないサーバ資源で同時対局を効果的に行う必要がありました。 この事情は前からだったのですが、最近の震災の影響からさらに重要な課題となりました。 この問題は追加的に、断続した思考で、連続した着手方針が必要となるので 着手前と、次に局面が進んだところで、同じような手が選択されやすい仕組みを検討したいです。 *なるべく、私自身がなれたプログラムで作る プログラム開発能力が低いにもかかわらず、 つい、マルチスレッドなどでは、いままでうまくいっていないので 過去では、新しく調べた手法をためしてしまいました。 このため、なるべくなれた方法でできるように進めていきたいです。 ----------------------------------------------------------------------- 2011/03/22 ----------------------------------------------------------------------- まだ、昨年のコンピュータ将棋選手権のところからほとんど変わっていない状況です。 もし、コンピュータ将棋選手権が今年再開されれば それまでに、アピールに記載できるようなものを 追加したいと考えていますのでよろしくお願いします。 -- Qinoa 山田 元気