第20回世界コンピュータ将棋選手権 ツツカナ アピール文書 ツツカナではアルファベータ法をベースにした探索を行っています。 通常、アルファベータ法では「探索深さが閾値を超えたら」リーフとしますが、 ツツカナでは「ルートから通過してきた各局面の分岐数の積(or対数の和)が閾値を超えたら」リーフとしています。 狙いは、パラメータを事前に定めることなく無理のない探索延長を行うことです。 例えば王手がかかっている局面では合法手そのものが少ないので比較的深く探索されます。 必至のような(反復深化や局面表を利用して)大半の手が詰むことが既に分かっている局面など 指し手の絞り込みが容易な局面でも同様です。 2010/03/30